たけふぁむ実験農場では、
いろいろな実験をしております。
最近嬉しかったのはこれです!
菌ちゃん農法でビニールマルチを使わずに成功した!
どういうことか、
説明しましょう。
ところでまず最初に質問です。
あなたは菌ちゃん農法をご存じですか?
菌ちゃん農法とは、
- 化学肥料は使いたくない!
- 動物由来の有機肥料は安心できない!
(なぜなら、飼育途中でいろんな薬物を投与されているから) - 本当に自然で体に良い野菜を食べたい!
このようなタイプの方が
お喜びになる農法です。
詳しくは書籍『図解でよくわかる 菌ちゃん農法(微生物の力だけで奇跡の野菜づくり)』 をご覧ください。
あるいは、
「菌ちゃん農法」で検索をかけると、
ネットにはたくさんの情報が載っています。
さて、
この菌ちゃん農法、
究極のオーガニック菜園を目指す人にとっては、
夢のような農法です。
なぜなら、
自然のものだけを土に使用
農薬・肥料はもちろん、牛・鶏の糞も使わない。
という農法だからです。
もっと具体的にいうと、
田舎には普通に転がっている、
枯れ木・枯れ葉を
畝の中に入れるだけ!
それで立派な野菜ができるという、
夢のような農法なのです。
知りたい方は書籍かオンラインスクールで
お学びください。
ですが…。
残念なことに一つだけ欠点があります。
菌ちゃん農法唯一の欠点とは
多くのオーガニック菜園を目指す人たちにとって
イヤなこと。
・・・それは、
出来上がった大きな畝に、
ビニールの黒マルチをかけなきゃいけないこと。
「脱プラスチックはどうなった??」
と思う方は多いですよね?
身体にやさしい!
地球にも優しい!
それを目指す人たちにとっては、
ビニールの黒マルチを使うことに
抵抗を示す人はめちゃくちゃ多いのです!
菌ちゃん農法のオンラインスクールに
所属してみたらわかります。
実際のところ、
やはりそういう声が上がっています。
(うんうん、そうそう!やっぱりみんなもそう思うよね!?)
そこで!!
たけふぁむは実験しました!!!
たけふぁむでは何をやってみたか
↑山口県の産業技術センターの方が視察に来られた時(今年の春)
菌ちゃん農法
正攻法(黒マルチ)
Vs.
たけふぁむスタイル(竹チップマルチ)
ここでちょっと説明しますと・・・
竹には、
油分がたくさん含まれています。
青竹を炙ってみたらわかります。
中から蝋のようなものが溶け出てきて、
表面がまるで透明塗料をかけたように
つるつるピカピカになります。
この成分を使って、
何とか黒マルチができないものだろうか?
そう思って、
某大手化学メーカーさんとの
面談ができた時にお聞きしてみました。
その結果としては
費用対効果が
全然ダメだということが分かりました。
そもそも私どもには不可能なレベルでの
低価格で竹を粉砕加工しないと成り立たない。。。
そこで気づいたのです!
もしかして、
荒粉砕した「竹チップ」を
そのまま使ったらいいんじゃないか?
竹チップをマルチして
防草効果があることは
既にみなさんから実証されています。
ならばこれを
黒マルチの代わりに
使ってみたらどうだ!?
つまり、
畝の上にどっさりとマルチングしてみたら
どうなるだろう??
こんな感じで
竹チップマルチの菌ちゃん畝を作ってみました。
2つの菌ちゃん畝で作った初めての夏野菜
野菜のでき加減は、
少し黒マルチのほうが優勢かな~?
という感じは確かにありました。
草丈は、黒マルチのほうが大きいです。
しかし!!
梅雨の長雨で
トマトが先にダメになったのは
黒マルチでした。
最終的にはどちらも
早く枯れましたが……。
今もなお元気でなり続けているのは、
なすびです。
途中経過では、
黒マルチのほうが優勢な時期もありましたけど。(^^;
草丈は、
黒マルチのほうが高いのですが、
実のなりようが全然違います。
竹チップマルチのほうが、
いっぱいできるし、
虫に食われていないんです。
「あのなすびはおいしかった!!」
弊社の伐採班長山内さんより。(*^^)v
一方、
黒マルチのほうは、
虫に食われているのが多いです。
随時、
実験結果を報告しますから
楽しみにしてくださいね!(*^^)v
なすびの詳細はインスタの動画からどうぞ
↓↓↓