竹パウダー比較実験報告会|稲の育ち方

竹パウダーには、
まだまだ分からないことが
たくさんある世界です。

いろんな効果は実証されていても、
じゃあなぜそれが起きるのか?

それがわからないことだらけなのです。

この度、
山口県農林総合技術センターで、
比較実験がされました。

8月18日、
その実験報告の会がありました。

集まったのは、
実験に使う竹パウダーや、
圃場土を提供した、
県内の、竹or農業 事業者たちです。

竹パウダーを稲の生育に使う実験

今回は、稲を育てる時に、
竹パウダーを抑草資材として使えないか?
という実験でした。

各社の竹パウダーを稲栽培のポットにまき、
生育具合を調べたものです。

草の生え方

各社とも竹の粉砕方法やその後の処理方法が違うので、
竹が原料ということは一緒でも、
やはり差がでます。
ですがおおむね、
草が生えにくいんだ!
ということがわかりました。

生えてもほぼ1種類。

コナギという、
水草のような背の低い草だけが生えてくる。

という結果でした。


ところであなたは
”抑草効果”と聞いて、
どんなことを連想しますか?

「草が生えないの?じゃあいいよね?」
と思いますよね?

でも、
草も作物も、共に植物です。

草が生えないなら、
当然、作物も育ちにくいわけです。(^^ゞ

ですがそこに、
素晴らしい効果があることがわかりましたので、
それをご披露いたしましょう。

竹パウダーを使ったらどうなるか?

竹パウダー使用ポット


生育初期には、
稲も草もなかなか育たず、ゆっくり育つ。

生えてくる草はコナギだけなので、
背が低く、稲に日が当たりやすい。

その結果、
稲はゆっくり株を張りながら育ってくる。

草が少なく、ゆっくり大きくなる稲は、
葉の色も緑が濃く、穂も多く出た。

竹パウダーなしのポット

一方、
比較対象として育てられた、
竹パウダーを使っていないポットの稲はどうでしょう?

稲も草もスタートダッシュは早い。

いろんな草がたくさん生えてくるので、
育つ過程で、稲に日が当たりにくくなる。

その結果、
稲の色が薄く、穂も少ない。

結局、
草も作物も共に育ちにくい「抑草効果」だけど、

そのお陰で、
良い作物ができるのだ!

ということのようです。

こんな都合のいいことがあっていいの!?

という印象を受けましたが、
県の農林総合技術センターでの、
ちゃんとした実験の結果です。

分かったこと

さて、
この結果を見て、気づきました。

弊社実験中の菌ちゃん畝のことです。

ビニール黒マルチVs.竹チップマルチ

黒マルチのほうは育つのが早い。

一方で竹チップマルチのほうは、
ゆっくり育つけど虫も付きにくいし、
収穫量が多く、良いものができる。

というのが、
これまで実験してきたうえで
私たちが感じていることです。



なるほど~~。

これって、竹の抑草効果の結果なのか!?

と思い、聞いてみると、
「稲以外では試していなかったけど、
確かにそういうことでしょうね。」

と、あっさり答えが返ってきました。

うわ~ぉ!
竹の可能性は、ますます高まってきました。

ひょろっとせずに、
どっしり丈夫な幹ができ、
できた野菜は虫も付きにくいし、
葉は緑が濃くておいしいのができる。

いいことだらけな農法ですね?

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